乾き物の憂鬱

昨日は同僚の皆さんから


「どうみても熱がある」
「体が斜めになってる」
「眼がイッてる」

などの評価を頂き、押し出されるように早退した


何しろ、顧客情報を入力しながら


「両親ともに、家庭よりも自分の仕事を大事にしている人たちだった。おかげで我が家は、裕福と言うほどではないが、決して貧しい家では無かった。クリスマスのプレゼントは、毎年それなりに豪華なものを貰えたが、そこに両親の愛情を感じたことは無い」


とか、知らない人の苦い子供時代を追体験してたぐらいだから、強制送還も止む無しといったところか…


この数週間
殺伐とした仕事に精神を痛めつけられ
このブログの更新状況も何だか殺伐…


何しろ、ここ最近で一番楽しかったのが、某NK小学校のバスケゴールがブッ倒れているのを激写したことで
さらに一番ガッカリしたのが、倒れていたんじゃなくて、塗り直しのために倒していたことが判明したこと
ちなみに一番ゾッとしたことは、その学校のフェンスに「監視カメラ撮影中」の看板を発見したこと…
(というわけで、写真アップ無し)


こんな干からびた精神状態で、挙げ句の果てに、『終戦のローレライ』なんか読んで、マリアナ海溝に沈んでいく潜水艦「伊507号」の乗員たちと一緒に「椰子の実」を歌って涙も出尽くした日には、もう死後三日を経過したセミの死体よりも水分が少なそうな、乾燥マイハート状態
終戦のローレライ(1) (講談社文庫)


こんな乾物じゃ、ダシも出ねえ…


嫁は嫁で、職場の棚卸しやら人事異動やらでグッタリし、見た目はともかく、やはり干からびている様子


我々に足りないのは潤いだ


そこで先日、俺の休日に仮病を使って嫁をズル休みさせ、潤いを求めて海に向かった





さて、海水浴をしない我々にとって、海は見られれば満足
ということで、目的地はアクアラインのパーキングエリア海ほたるに決定


海ほたるに行くのは、今回で3回目


行くだけで三千円も取られるので、なかなか行く機会が無いが、ここは俺の興奮を促す要素がテンコ盛り


まず、
そして高速道路
なおかつパーキングエリア
しかも人工島!


更にうれしいのが、その構造
中心が吹き抜けになったアーケード
どうでもいい土産モノを売るショッピングモール
無闇に多い階段と、あずまや!


ステキすぎる!


と言っても、共感してくれる人っていないんだよねぇ…


廃墟とかだと本なんかも出てるし、そこそこ共感が得られるんだけど
「無機質な新興住宅地、最高!」
とか
「高速道路の照明って、等間隔に並んでて興奮しない?」
とか言うと
大体の人は、いきなり外人に話しかけられたような顔になる


写真をアップしてみよう




並んだ照明を強調するために、ちょっと加工してみた


伝わったかな?


わかりませんか?
そうですか…


じゃあ、わかりやすい話をしよう


休みの日は、ちゃんと休んで次の日の仕事に備えましょう
遊んできたくせに早退するなんて

有り得ないですよ